あとがき 縦横切替
 皆さま初めまして、もしくはお久しぶりです。高根ゆんです。
 今回書かせて戴きました話。皆さまお気づきかと思いますが、このT高校をモデルとしています。
 壊れゆくものへの哀愁とでもいうのでしょうか。そういうものを書いてみたく、筆をとりました。
 校内はまだ見ぬ新校舎への期待であふれているように思います。ですが、その中にも一人。いえ、もっと。現存校舎が壊される事に涙している人がいると思います。その人たちの思いをここにつなぎ止められれば、とこの作品を書きました。
 これが載る頃は西校舎も保健棟もテニスコートも図書館もラジアン池も、跡形もなくなり、東館校舎も改築の象徴でもあるプレハブ棟すらなくなろうとしているのでしょう。私には今でも改築前の全ての校舎が目の前にあるような気がするのですが。

 他に、裏テーマとして「暑さって恐ろしい」というのが含まれています。本当に恐ろしいです。私も身をもって体験しました。受験勉強中。自前の世界史の参考書の問題にゲルマン人は何語族かというものがありまして。何故か私は「セム=ハム語族」と無意識で書いておりました。今でもどうしてセム=ハム語族などと書いたのか、さっぱり分かりません。本当に暑さって恐ろしいです。皆様もお気をつけを。

 更に余談ですが、スイカバーのシーンは実話です。哀愁です。
 この情景を見たとき、私は「文学的瞬間を見た!」とこの身が震える程感動したものです。
 何気ない日常の中にも沢山の世界があるのだなぁ、と痛感させられました。本当に世の中捨てたものではないですね。

 全然関係ない話ですが、誰か新校舎が出来たらコンピューター部を創ってくれませんか?(笑)私と青川は作ろうとして志半ばで挫折したもので。誰か我々の魂を継いで下さい!(笑)

 さて。ページも終わりに近づきました。
 ここまでこんな駄文を読んで戴き、ありがとうございました。
 それではまたいつか、どこかでお会いしましょう。

030215 高根ゆん 拝

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