キンプラみてきました

キンプラこと、『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』をみてきました。

いやー……すごかった。すごかった。

 

前作の、キンプリこと『KING OF PRISM by PrettyRhythm』も、

70分ほどのところに総集編と新作をつめこむという、

情報の圧縮率がすごいことになってる映画だったのですが、今回もすごかった……。 

 

ほとんど誰もここにきてないと思いつつ、遠慮なくネタバレするので、

一応続きを隠しておきますね。

 

 

キンプラは完全新作なので、そこまで情報を圧縮しないだろうと思っていたら、

キンプリ以上に情報を圧縮してきたので泡を吹きました。

キンプリの段階で、歌一曲の中でエピソードを二つ同時進行する、なんてことをしてたんですが、

キンプラはさらに増えてますからね……どういうことなの……。

 

お話は、ものすごくシンプルな青春物語なんです。

プリズムショー(フィギュアスケートみたいなものだと思ってください)の大会で、

一番を目指すものの、精神的に弱かったキャラクターが、挫折し、友人に叱られ、思い悩み、

友人や後輩に支えられ、ライバルの言葉に気づきを得、チャンピオンになる、そういう話です。

テレビシリーズとあわせると、キャラクターがもはや別人とも言えるくらい成長するのです。

 

これだけシンプルな物語で、どうしていろんな人が意味のわからない感想ばかりを

述べているのかというと、

物語の筋とはまた別の次元で、演出がすごいことになってるのですね。

プリズムショーの技を決めるとき、心象風景といいますか……、

イメージ映像のようなものが入ってくるのですが、これがすごいことになっている。

 

物語の筋と表現・演出というものは歯車であって、かみ合わなければよい話にはならない、

そう教わってきた身としては、 

「そんなの関係ない! 力こそパワー!!!!」

と、ぶん殴られた感じがして、

でも、その殴ってきた力は、間違いなく基礎の力以上の力があってこそ出しうるパワーなので、

一瞬でも「歯車の大きさ、かみあってなくない!?」と思ってしまった自分の、

至らなさを感じたりします……。

 

さらに、テレビシリーズ、同シリーズの別作品、監督が過去にかかわっていた作品、

テレビシリーズにかかわってらして、先日亡くなった演出家の方の作品、

全然関係ないけど最近話題になった映画(笑)などなど、

インスパイアやら、目配せやら、とにかく細かいところにいろんなものが散りばめられている。

ただでさえ、物語の筋を圧縮している上に、画面のあちこちにいろんな意味がある。

みていると、だんだんわけがわからなくなってしまうのは、

圧縮されたものが一気に自分の中で解凍されて元のサイズになってしまうからなのかもしれません。

(もちろん、本当にどうしてそんな発想になったかわからないものもあるんですが……)(笑)

 

絵が動く、それだけのことでもすごくて。

とあるキャラクターがポールダンスをするんですが、それ、3DCGなんですよ……。

みたとき、

 

「え、布の処理、どうなってるの……?

 適当な処理をしたらだらしなく垂れ下がってしまう布が、こんなに美しくひらめいている……」

 

と、唖然としましたよ……。

タツノコプロの3DCG班の実力のすさまじさを感じました……なんだあれ……。

神集団かよ……知ってた……。

 

とにかく、映像体験としてすごい映画なので、ぜひ多くの方にご覧いただきたい……。

大画面だからこそ、大音量だからこそ、映像に包み込まれるので、

DVDやBDで、などとおっしゃらず、ぜひ劇場にお運びください……。

って、回し者か、私は……。