Diary

pot-pourri cafeの日記的メモ

本をちょこちょこ読んでいます
 図書館から届いた『アンと幸福』と『神の子どもたちはみな踊る』を読みました。

 『アンと幸福』は相変わらずかわいいお話ですね。恋愛面は一向に進まないというか、アンちゃんの自己評価の低さがネックになっていてまったく気づかないという状態で停滞している……。まずはアンちゃんの自己評価が上がったうえでってことだと思うので、先は長そうですね……(笑)。

 『神の子どもたちはみな踊る』は、いい加減『かえるくん、東京を救う』を読まなきゃな……と腹をくくったので読むことにしました。『輪るピングドラム』や『すずめの戸締まり』の話になると必ず出てくる短編なので……。
 あまり村上春樹は得意じゃないというか……あの年代の純文系男性作家が苦手というか……そういうところがありまして……。以前読んだ短編集は読めたので、まあ今回も大丈夫じゃないだろうか、短編だし……と思っていたのですが、途中から「書いた当時既にいい歳のはずなのに、こんな中学生みたいな下ネタばかり書いていて気が狂わないのだろうか……」と怖くなってきました。いや、冗談ではなく……。
 下ネタは必要があるならいいけれど、必要もないのにむやみに書かれると「必然性は?」ってなってしまうところがあります。身体性の表現って、下ネタとイコールではないと思うんですよね。
 『蜂蜜パイ』が一番必要なところに必要なことを書いている感じがして最後までつっかからずに読み切れました。
 一体何が村上春樹に下ネタを書かせ続けるんだろう……怖いな……。

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