Diary

pot-pourri cafeの日記的メモ

CLAMP展に行ってきました
 CLAMP展に行ってきました。
 後半に行くつもりだったのですが、カラーイラスト総とっかえと聞いたらもう、前半後半共に行かざるを得ないじゃないですか!(笑)

 いやあ……むちゃくちゃ絵がうまいですね……どのくらいうまいかというと、どうやって描いているのかわからないレベルで絵がうまいですね……。
 カラーインクやガッシュでの彩色なのに全くムラがなかったり、全くムラがないまま綺麗なグラデーションが描かれていたり……なんなんだあれ……意味わからん……。しかもあれ、デビュー当時の技術でアレじゃないですか。マジかよ……。

 カラートーンについては「お、お金かかってるう……」という感想ばかりになってしまって申し訳なかったです(笑)。
 子どものころはスクリーントーン一枚五百円だって買えなかったのに、カラートーンはもうなんか買うとか買わないとかそういうレベルじゃないお値段だった記憶があり、もし今値段を知ったら「まあ、消耗品として買えるか」って思うかもしれないですけど、とにかく当時の私にとっては値段を記憶できないほど(笑)のお値段の画材だったので、それをふんだんに使ったイラストが目の前にあると、「お、お金かかってるう……」という感想以外が出てこない状態になってしまうのです! 一文も長くなります!(笑)

 モノクロの原稿もすごかったですね……。
 普通漫画の原画って、印刷に出ない水色か黄色の色鉛筆、もしくは蛍光ペンで書き込みがあるものですが、ほぼないんですよ……うそでしょ……。
 背景とか線画とかは、「ああ、下絵は全部鉛筆で描いて、きれいに消しゴムかけしたんですね」で納得できるんですけど、スクリーントーンについてはわけがわからない。
 あんなに顔とか髪とかに細かくスクリーントーンを貼ったり削ったりしてるのに、どこにもあたりの線がないんですよ。い、意味がわからない。アシスタントがおらず、自分たちですべてやっているから指示出しを大幅に省略できるとはいえ、それでもスクリーントーンのあたりはいるじゃないですか! ないんですよ! なにあれ!!!!!
 トレス台を使ったにしても、限界ないです????? 限界ないの??????????

 音声ガイドもちゃんと借りました。福山潤さんがしゃべるしゃべる。いろいろなシーンのセリフを言ってくれるのでありがたいんですが、それはそれとして実質四月一日の新規ボイスじゃん……みたいなところもあり……ああ……。CLAMP先生にかわいがられてるエピソードも話してくださって、ほくほくでしたね……ほくほく……。

 落ち着いたころに後半も見に行こうと思います……。

#CLAMP展 #美術館・博物館
コナンの映画をみてきました
 名探偵コナンの映画を観てきました。お友だちから前売り券を分けてもらったのです。お仕事関連で回ってきたものが余ったとかで。ありがたや……。

 考えてみたら、劇場でコナンの映画を観るのは初めてです。子どもの頃からコナンのアニメをざっくり観てはいましたけど、映画を観に行くほどは幼くはなかったというか……いえ、今もアニメ映画は観に行ってますけど……ドラえもん、クレヨンしんちゃん、プリキュア……そういう作品の映画を観ないのと同列にして観ていなかったのです。
 今やテレビシリーズもまともに見てないので知らない人がちらほらいて誰だろうな……と思っていました。誰だったんだろう……。

 噂に聞く爆発(笑)は思いの他少なかったですね。刀剣乱舞界隈で話題になっていた理由とやたらと動くずーしーほっきーも目視できました(笑)。
 冒頭のいつもの説明の演出が凝っていて、引き出しがすごいな~と変なことに感心していました。
 函館が舞台ということで、ちょっと杉崎ゆきるの『純喫茶ねこ』が頭をよぎったのは秘密です(笑)。

 全体的にお祭り映画なので、お祭りだな、とのんびり見ていたのですが、「刀の鞘を入れ替える」畳むというトリックだけは「それぞれ反りの違う刀の鞘を複数作ることは可能だけど、要するにオーダーメードなのでそう簡単に用意できるものではないよな……」畳むとちょっと気になってしまいました。まあ、他の場面の情報収集のショートカット具合を思えば、まあ、あったんですね、ということで流せる範囲なのですが……。お祭り! お祭りだから気にしない!

 という感じで、のんびりカルピスを飲みながら観てきました。公開から時間が経っていたのでシアターに人が少なく、なんかこう、本当にのんびりとみました……。

#アニメ #映画 #名探偵コナン100万ドルの五稜星
 「続きを読む」ボタンのcssが反映されてないですね……おかしいな。いろいろいじってるんですが、どうにも反映されない。当分ボタンがわかりづらいままになりそうです。すいません……。


 文学フリマが終わったので、アニメ映画を観たりしています。
 コードギアスの新作『奪還のロゼ』がいいですね……すごくいいです。一番のネタバレ部分がボトルネックになってるせいで、何がいいのかを全く言えないのが心苦しいのですが……。
 中二病とかケレン味とかどう言ってもいいんですけど、とにかく気持ちのいい嘘をついてくれるので、ギアスの新作だなあとしみじみとします。楽しい。嘘をつくならどかんとついて欲しい、そういう欲にカッコよく答えてくれてうれしいです。続きがめちゃくちゃ楽しみ。

#アニメ #映画
本をちょこちょこ読んでいます
 図書館から届いた『アンと幸福』と『神の子どもたちはみな踊る』を読みました。

 『アンと幸福』は相変わらずかわいいお話ですね。恋愛面は一向に進まないというか、アンちゃんの自己評価の低さがネックになっていてまったく気づかないという状態で停滞している……。まずはアンちゃんの自己評価が上がったうえでってことだと思うので、先は長そうですね……(笑)。

 『神の子どもたちはみな踊る』は、いい加減『かえるくん、東京を救う』を読まなきゃな……と腹をくくったので読むことにしました。『輪るピングドラム』や『すずめの戸締まり』の話になると必ず出てくる短編なので……。
 あまり村上春樹は得意じゃないというか……あの年代の純文系男性作家が苦手というか……そういうところがありまして……。以前読んだ短編集は読めたので、まあ今回も大丈夫じゃないだろうか、短編だし……と思っていたのですが、途中から「書いた当時既にいい歳のはずなのに、こんな中学生みたいな下ネタばかり書いていて気が狂わないのだろうか……」と怖くなってきました。いや、冗談ではなく……。
 下ネタは必要があるならいいけれど、必要もないのにむやみに書かれると「必然性は?」ってなってしまうところがあります。身体性の表現って、下ネタとイコールではないと思うんですよね。
 『蜂蜜パイ』が一番必要なところに必要なことを書いている感じがして最後までつっかからずに読み切れました。
 一体何が村上春樹に下ネタを書かせ続けるんだろう……怖いな……。

#小説
『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』をみてきました
 『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』をみてきました。話題になっていたのと、信用のおける筋が誉めていたので。
 男性バディモノということでオタク女性が食いついているとは聞いていたのですが、劇場に女性がとても多くてびっくりしました。上映前の広告は水木しげるファン向けだったり、子ども向けだったり、子どもについてきた親向けだったり、オタク向けだったりと、映画館も観客の傾向が読めてないんだな、という感じだったので、かなり予想外の人出だったのでしょうね。

 作品自体は非常にこなれていて、序盤のセリフで「味方の生死を気にしなくていい作品」とさらっと明言してくれたり、村人視点で余所者を監視するレイアウトがあったり、一番気の毒なキャラクターをきっちり救済したりとやるべきことをきっちりやってくれていました。戦争描写で兵士視点のカメラになることで撃たれる側の怖さを描いたのも良かったですね。

ほかにも、

  • 村に行くのにトンネルを通る(行きて帰りし物語)
  • 雑誌記者
  • 日本人形
  • たくさんある鳥居
  • お嬢様
  • 人が死んだのを見て「祟りじゃ!」という村人
  • 明らかに怪しい術者しかつけないイヤリングをつけてる人が陰陽術師
  • 座敷牢
  • ここぞという時に切れる電球
  • 怪しい島は屋敷から地下通路で繋がっている
  • 桜の赤は血の赤

というようなお約束がたくさん出てくるのに「みなさんこういうの、好きでしょ?」という制作側のいやらしい視点(苦笑)がまったくなく、非常にスマートで良かったです。

 しかも、ぬらりひょんが敵じゃないんですよ!(笑)妖怪ものってぬらりひょんがラスボスになりがちな印象がありますが、ぬらりひょんのぬの字も出てこなかったんですよ! 狂骨や河童や釣瓶火が出てきてうきうきしてしまいました。

 ただ、全体的に世間の評判でいうところの「因習村」「バディもの」という感じはさほど感じませんでした。
 因習村というと、もっとこう、理由のない伝統やらなにやらに縛られているイメージがありますが、本作はどちらかというと「戦争が生んだバケモノ」に近い感触がありました。敵側の価値観が人間優位というか……「わけのわからないものが基準」ではないんですよね。神の時代ではなくて人間の時代という感じで。因習村っぽい要素はたくさんあるんですけど。
 バディものも、まあ、確かに相棒という呼び方は最後の方でしているのですが、映画という短い時間の物語ですから、しみじみとバディになったな、という感じはあまり感じませんでした。腐女子のセンスがないのでピンとこないのもあるかもしれませんが……。どちらかというと、「どう見ても村長から本家の長女になにか重い感情がありそうなのに語り落してるでしょう、これ!?」というほうが気になりました(笑)。
 実際に見てみないとわからないものですね。

 と、全体的に満足度が高かったんですが、なんとエンディング曲に『カランコロンの歌』のフレーズがたくさん入っていて、「わーーー!!!!(歓喜)」となってしまい、全部吹っ飛んでしまいました(笑)。

#映画 #アニメ
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