Diary

pot-pourri cafeの日記的メモ

映画に行ったり、音楽を聴いたり
 KING OF PRISMの新作が公開されたので見に行ってきました。友人と手分けして舞台挨拶に応募したらうっかり二回分当たってしまい、「初見が舞台挨拶付き応援上映というのはね……」ということで先に通常を見たために一日に三回見ることになりました。はちゃめちゃ。舞台挨拶はチケット会社を通じてチケットを入手するので、三回見たのにムビチケは一枚しか使えてないです。めちゃくちゃ。

 映画そのものは楽しかったですよ! もう、こう、作品のフォーマットは分かっているので、初めてシリーズに触れる人が「変な映画」「よくわからない」と混乱する映画でも、初見から混乱することもなく穏やかに見て、ちょこちょこ笑ってました。おもしろ。
 今回は元ネタが監督が影響を受けたものだけではなくなってきてるので、正直どこまでが元ネタなのかわからなくなってはいますが……(笑)。

 今回、一番何が良かったって、毎回作品の最後につく「企画書は通ってないんですけど、次回予告をつけておきますね(興行収入次第では本当に映像になります)」という予告(通称嘘予告)が、今回は「今までより本気度が高くないですか……?」という感じだったところでしょうか。ストーリー性があるんですよね。安定感のある主人公チームの先輩三人がみんな大ピンチ!という。普通に面白そうなので、ぜひがっつり作っていただきたいです。
 そろそろライブの合間にちょこっとストーリーが展開したかのような映画より、がっつり物語に触れる作品を見たいところです。お願いしますね、制作委員会のみなさん!(見てるわけがないけど)

 毎週ルートが変わるので、あとは毎週末ちょこちょこ見に行こうと思います。ちょこちょこで済むのか?


閑話休題。

 今期のアニメは妙にたまの『さよなら人類』めいている、という話を聞いたので、『宇宙人ムームー』をちょっと見ました。
 お話自体は宇宙人に引っ掻き回される系の話なので冒頭がちょっと苦手だな……という感じでまだそこから抜け出せてません。ハリーポッターが苦手な理由と一緒。
 OPはすごくかわいくて気に入ったので、Spotifyでずっと聞いてます。こういうの好き。


 最近はSpotifyで聴いて、気に入ったら一曲iTunesで買うことが増えてきました。
 気に入ってる曲をすぐ入手できるのはいいのですが、似たような曲ばかり手元に集まるなあ……と思います。
 昔、iPodが出てきた頃、友人が「気に入っている曲を入れたら全部好きのはずだと思ったら、その中で好き嫌いが発生してしまった」という話をしていたのを思い出します。好きなものを集めるのでいいじゃないか、というのもわかりつつ、いつもは全然聴かないけど何かの折にふと聴く曲も手元に置いておきたいものだなあと思います。

 サブスクで思わぬ出会いをするのが上手になりたいものです。この辺とか、この辺を見つけた時のように。って、どっちもいかにも私が好きそうな曲ですが……。



#アニメ #音楽 #KING_OF_PRISM
ぼんやりしています。
 割とよく使う、「ぼんやりしています」という記事のタイトル。

 新しい部署での仕事は毎日戦争のようです。戦争というか、綱渡り? 「ええい! なんでも来い! やってやるぜ! 任せろい!」と言える日は来るのでしょうか……来ない気がする……。超ベテランの人たちも「今日、失敗した夢を見た……」と言ってたりするので、前途多難です。

 文学フリマが終わってから、本を読んだり、アニメを見たり、映画を観たり、音楽を聴いたり、プランターに種を蒔いたりしました。
 そうそう。オクラの芽が出ましたよ。オクラは一つの穴に種を三つ蒔いて、元気な一つを残してほかは間引かなければいけないんですが、去年はもったいない気がして間引かなかったためにぐだぐだになってしまったので、今年こそは意を決して間引くぞ……と思っています。でも何かもったいない気がする……。

 刀剣乱舞のイベントもちょこちょこ進めています。なんだかんだで一番気が合うというか、つらくなく続けられているのが不思議です。

 KING OF PRISMの新作もありますが、こちらはちょっと本編とは毛色が違うものなので、4ルート分を見て、気に入ったら追加で見るつもりです。まあ、当たったらいいなと舞台挨拶の抽選に申し込んではいるんですけど……。

 小市民のアニメはゆっくり見ています。新しいコミカライズも面白いですね。原作のさまざまな解釈を見れるのは、メディアミックスの醍醐味だなあと思います。
 ターコイズブルーは好きなんですが、ちょっとニュアンスが違うよあなと思って、色についてのサイトをうろうろしました。
 ゼニスブルー(#86b3e0)、いいですね。こういう色好きです。新橋色(#5AC2D9)とかも。サイトによってwebカラーが違ったりするので微妙なところではありますが……(笑)。
 このサイトも青にしては少しくすんでいる、グレーめの色になっていますね。落ち着いた色味にしています。
 これから夏になりますし、少しすっきりした色味にするのも楽しいかもしれませんね。それこそ、ゼニスブルーとか。
 カフェってついてるので茶色系にしてもいいんですが……(笑)。
ぼんやりしています
 文フリが終わって、仕事はどたばたで……今日はすっかりぼんやりしています。やらなきゃいけないことはいろいろあるんですけどね……。
 今日も、東京創元社のホン祭りに行こうと思っていたのにぼんやりしていて結局行きませんでした。雨も降ってたし……。
 明日は暑いんですよね……うわあ。

 イベントが終わると諸々事務的な作業が増えるので、ぼんやりしつつもそれをこつこつとやっています。在庫管理とか……。
 MMDをやりたいなあとか、サイトを改造したいなあとかいろいろ思ったりはするんですが、とにかく疲れている……。
 仕事がね、盛りだくさんでして……。回復するだけで週末が終わってしまう有様ですよ……とほほ……。
 刀剣乱舞の歌舞伎の申し込みも完ぺきに忘れてまして。つら。前回みたいに普通に指定席が買えるといいんですが。どうなんでしょうね、今回。
『ピコピコ:』備忘録
 毎度おなじみ、自作の話です。
 以下、自作語りになりますので、隠しますね。

 一番古いファイルの作成日が2006年ということなので、えっと、二十年前から書いているということに……? こわ……。

 大雑把に言うと初めはカウンター的なニュアンスが強かったです。「萌え」とか「キャラクターの型」とか、そういうものに対するカウンターというか、「猫耳が生えてる女の子って、実際にいたら怖いのでは?」というある種の「男性オタク」的フェチズムに対する冷や水のようなところがありました。
 話の筋は割と早い段階で決まっていたように思います。モマもかなり早い段階からいましたね。
 恐ろしいはずの猫耳少女が動物を殺して食べることに忌避感を覚えたり、同じく動物耳の少年が人間に復讐したりするのは、「存在としては怖いけれど、ずいぶんと人間っぽい」というか、当時発行していた同人誌の「似非児童文学」の流れを大きく汲んでいたと思います。教訓的なニュアンスですね。
 ちなみに、ピコたち「モダンアーツシリーズ」という名称は、先に「モマ」って名前があったからです。後付けですね。ほかの子たちにも現代アート系の美術館名がついてます。

 ところがです。ここから大迷走を始めます。
 まず、そもそも冷や水としての創作はまあうまくいくはずもない(笑)。そこはまあ、早めに捨て置いたのですが。
 背景を考えていくとですねえ……猫耳少女って要は奇形なわけで、じゃあどうやって生まれたんだってなると、核戦争後の放射線の影響だなあってなったわけです。うーん、この段階でもたしかまだ、東日本大震災の前だったと思うんですよ。どっちかというとチェルノブイリのイメージですね。自然発生ではあるけれど、人為的な面もある感じです。
 あと古くからのかたはご存じの通り、子どものころ『+ANIMA』という漫画を読んだり、そこからイメージを膨らませた話(二次創作ではなくて)を書いてみたりしていたので、そういう流れもあって。
 ファンタジーであるけれど、徐々にSF的ニュアンスが混じってきたわけです。

 でねえ……東日本大震災があったわけです。うーん、これはねえ、書きにくくなりますよ。あまりにもね。世間のプロアマ問わず創作する人たちが不安や悲しみや様々なものを表に出した創作をしているものですから、この話も強制的にその文脈にのせられちゃうのではと思ったわけです。この話についてはその文脈ではなかったから、そういう風に読まれるのは嫌だなあという思いがあって、制作の優先度が下がっていきました。

 で、2012年『人類は衰退しました』のアニメとか、ポスト・アポカリプスものをちらちら見ていたので、全体的にそっちに寄っていきました。
 この間、割と書いてたんですけど、書いては没にし、書いては没にしを繰り返していました。
 『キック・ガール・キック』を書いた後あたりに、ああ、次は『ピコピコ:』だなって思ったわけです。今なら書ける気がするという天啓(笑)があったわけです。

 で、書き始めたのですが……おかしいと気づきます。そうです。マオがまともな人間ではなかった(笑)。
 「ファンタジーな存在があちらからやってきて、それに遭遇して不思議な体験をする人」という役回りだったはずが、そもそもまともではなかったことに気づいてしまったわけです。どちらかというと「やってきたファンタジーな存在」であるところのピコのほうがまともだったし、復讐者であるはずのモマのほうがめちゃくちゃまともだった(笑)。
 初めのころに書いては没にしていたころのマオは、まだ「お前が復讐してもあの子は悲しむぞ!」的なね、まともさがあったわけです。でもねえ、背景を考えていくにつれて、「そもそも安全な場所から飛び出して、寿命が縮まるとわかっている場所で一人暮らす少年なんて、我が強すぎだし、倫理観的なものが少しずれるだろう」って気づいてしまった。
 ここで困るわけです。何が困るって、まともではない人間の一人称でいいのか、という問題です。 読んでもらえるのかとか、そもそも書いていって「まともじゃない」感じになるのかとか、マオの視界に見えるものを書くのはふさわしいのかとか。そこで一人称で書いたり三人称で書いたりと迷走が始まります。これ、結構最後のほうまで引きずった問題で、三人称のはずなのに若干ゆるいところがあるとすれば、その名残です。モノローグを入れちゃえばいいんじゃないかとも思ったんですけどねえ……あまりモノローグが好きじゃなくて……。
 あと、『空中庭園』の時の経験もありますね。圭がその……まともじゃなかったのに一人称だったので、まあ、しんどかったわけです(笑)。圭のまともじゃなさとマオのまともじゃなさは全然違う種類のまともじゃなさ、なのですが。どちらにしても無理があるわけです。まともじゃないから。
 『星の声を聴く子ども』で「妹」の一人称がなかったのも、あれは「妹」がまとも……というか(概念として)人間じゃないからです。「僕」がカストル(人間)で「妹」がポルックス(神)なので、「妹」の語りはできない。
 まあそんなこんなでうんうんうなって、ひとまず『ピコピコ:』は三人称に落ち着いた、という感じです。

 物語としては固まっていたのに、世間の流れと、主人公のことで大迷走しましたが、ひとまずなんとか形になってよかった……。これだけ大迷走すると、もうちょっとなにかできたのではと思ってしまったりもするのですが……まあ、この辺にしておいてやろう的なね……感じでね……へへへ。

 表紙イラストについては、SKIMAを通してあか様に依頼させていただきまして、本当に素敵な絵を描いていただきました。ありがたい……(拝)。
 よくSKIMAでイラスト依頼を引き受けてくださるかたを見て回ってるのですが、「このかたに頼めないんだったら嫌だー!」レベルでイラストの雰囲気が『ピコピコ:』の方向性にあってると思って、お忙しいところお願いさせていただきました。めっちゃいい……かわいい……。かわいい中にも陰があるところもいい……。
 「本当に書き終わるのか……?」と思って頭を抱えている間も支えになってくれたイラストでした。かわいい……ありがたや……。畳む


#ピコピコ:#同人 #作品裏話(一次創作) #文学フリマ東京40
RSS